診察・検査予約・お問い合わせ

ブログ

日隈ブログ

2018年02月09日 ブログ

「精神保健福祉士」の一日(専門職紹介 Vol. 2)

 

昨年末の“「作業療法士」の一日”を手始めに、当院の専門職を数回に分けて紹介していく専門職紹介シリーズですが、2回目の今回は精神保健福祉士です。

 

<精神保健福祉士 (PSW:Psychiatric Social Worker)とは?>

精神保健福祉士とは、精神保健福祉領域のソーシャルワーカーの国家資格です。ソーシャルワーカーとは、生活する上で困っている人や生活に不安を抱える方に対し、問題解決のための援助を提供する専門職です。

当院では現時点では地域連携室に3名の他に精神科デイケア「すばる」・重度認知症デイケア「ゆりのき」に各1名、計5名の精神保健福祉士で支援しています。

患者さんが安心して治療を受けられるよう、医師や看護師、作業療法士や心理士等の医療チームの一員として支援するのはもちろん、患者さんの日常生活と社会生活の両面において、より良く生きることができるよう、生活者としての視点から支援しています。

病院内で働く精神保健福祉士ですので、医療と地域生活の橋渡しをすることが大事な役割だと考えています。外来通院中の患者さんであれば、安心して地域生活を継続できるように、入院中の患者さんであれば、安心して地域生活へ戻れるように、福祉や介護の関係者、その他ご本人を取り巻く関係者との連携、必要なサービスの調整などを行っています。

精神保健福祉士は患者さんの抱える問題を肩代わりすることはできません。だからこそ、共に考え、ご本人の思いに寄り添いながら、その人が本来もっている力を活かして課題解決ができるようにとの思いで、日々の支援にあたっています。今後も、患者さんの良きパートナーとなれるよう努力していきます。

より良いケアを目指し、専門職が意見を出し合います。

デイケア通所者が安心して生活できるよう支援します。

訪問看護では一緒に買い物へ出かけることもあります。

 

 

<これからの目標>
今後、高齢社会の中で認知症の患者さんが更に増えていきます。当院には認知症病棟と重度認知症デイケア等の医療保険のデイケアがあります。

興奮や徘徊などで在宅生活が難しくなられた時や、一般病院では入院対応ができない時など、専門病棟や専門デイケアであるからこそ対応できることがあります。

今後もかかりつけ医や介護関係者、ご家族が困られた時に、しっかりと対応できる病院として、精神保健福祉士はいつでも気軽に相談してもらえる窓口でありたいと思います。

病院内においては、医療チームの一員として他職種と連携しながら取り組んでおり、精神保健福祉士同士も、お互い相談し合い勉強を重ねながら日々奮闘中です。その中で、ご本人の思いに寄り添った支援であることはもちろん、ご家族にとっても、大切な家族のことを安心して相談できる、病院内の身近な存在でありたいと思います。

皆さんから信頼される精神保健福祉士を目指します!

 

 

次回は「管理栄養士」です。(4月掲載予定)お楽しみに♫

 

 

© Hinokuma Hospital.


TOP

無題ドキュメント