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日隈ブログ

2018年07月31日 ブログ

精神科デイケア「すばる」〈創作活動〉

 皆さま、毎日暑い日が続いていますがいかがお過ごしですか?今年は例年にない暑さでついバテてしまいそうになりますが熱中症に備えて対策は万全でしょうか?時間を決めてこまめな水分補給やエアコン・扇風機を有効に使い暑さを避ける対策を行って下さい。

 さて、精神科デイケア「すばる」では7月の創作活動として夏を代表する花ひまわりを利用者さんそれぞれに制作して頂き「ひまわり畑」の製作を行いました。

ひまわりは花びらを花紙で中央部分を折紙を切りぬいて糊で貼りつけます。作業中は利用者さん同士でお互いに声を掛け助け合ったりしながら楽しく取り組んでいました。同じ色や形ですがそれぞれ個性的なひまわりが見られました。ディスプレイをすると夏の暑さにも負けないほどの見事な「ひまわり畑」が完成しました。「ひまわり畑」に元気をもらいながら引き続き夏バテしないように過ごしていこうと思います。

2018年07月24日 ブログ

精神療養病棟〈SST(ソーシャル スキル トレーニング)〉

前回ブログ“「心理士」の一日”でもご紹介しましたが、デイケア・病棟でSST(Social Skills Training)を行っています。SSTとは日常生活で相手に自分の気持ちを伝えたり要求にうまく応じることが出来るようになる為の人付き合いのコツを練習します。今回は精神療養病棟のSSTについてもう少し詳しくご紹介します。

精神療養病棟では、統合失調症の方を中心に週に1回5~7名のグループで行っています。精神科作業療法は大集団でスポーツや創作活動を行いますが、SSTは大集団に定着が困難な患者さんを小集団でより個別的に心理士が主に進行役になり看護師・作業療法士と協力して練習課題を考え練習の場を盛り上げたりして、楽しく学べるように心掛けて行っています。本人の希望をもとに「家族に電話をかける」「同じ部屋の人にあいさつをする」「買い物に行く」など対人場面を中心に目標を立てて、必要なスキル獲得の練習を行っていきます。
患者さんの中には長期入院を経て、スキル不足を感じないという方も多く、まずは現在の生活の中での困りごとに気づく、やってみたい事を見つけるなどの援助から始めることもあります。

また日ごろの練習成果を発揮する場として外出訓練を行うこともあります。外出に向けて必要な準備の練習を行い、参加者の希望するお店に出かけて買い物をしたりゆっくりと食事をする時には、生き生きとした表情や他の人に対する配慮など普段とは違う一面が見られることもあります。モチベーションアップのためにも必要な時間だと実感しています。

SSTで必要なスキルを身につけ実生活で活かしていけるように、今後も楽しみながら参加できるプログラムを計画していきます。

2018年07月13日 ブログ

重度認知症デイケア「ゆりのき」〈七夕会〉

 重度認知症デイケア「ゆりのき」では〈七夕会〉を行いました。
毎年笹に飾り付けをしていますが、今年はそれに加えて天井にビニールテープを天の川に見立てディスプレイしました。
願い事を書いた短冊を吊るしたり、ゆらゆらと揺れる天の川や色鮮やかな飾りを眺めたりと、皆さん楽しんでいました。

 また、利用者さんに織姫と彦星に扮してもらいデュエットカラオケを披露していただきました。日頃から仲の良いペアだけでなく、あまりお話したことのないペアも会話がはずみ笑顔で歌っておられました。
これからも利用者さんがお互いを認め合い、リラックスできるような環境を提供していきます。

2018年07月06日 ブログ

精神科デイケア「すばる」〈七夕会〉

 まだまだ雨が多くすっきりしない日が続いて梅雨明けが待ち遠しい季節ですが・・・

本日、精神科デイケア「すばる」では7月の恒例行事〈七夕会〉を行いました。七夕といえば、「短冊に願いごとをする」ということで、院内の敷地から持ってきた笹に青・赤・黄・白・紫の5色の短冊に利用者さんの願いごとを書いていただき飾りつけを行いました。

大きな笹が見守る中、七夕にまつわる言葉・由来などを○×クイズで問題を出したり、子どもの頃の思い出を語ったりして頭の体操にもなりました。他に星に見立てた段ボールを棒で取り合う「天の川星とりゲーム」を行い、適度な運動になりました。

1日が終わるとまだ名残惜しそうに短冊を眺める方もおられ、「きれいね」「また来年も楽しみ」という声も聞こえました。また次年度も利用者さんにもっと楽しんでいただけるような企画をしていきます。

2018年06月29日 ブログ

グループホーム 「悠々居」〈お楽しみ会〉

 認知症対応型共同生活介護 グループホーム「悠々居」では毎月恒例の〈お楽しみ会〉を行っています。

お楽しみ会は毎月スタッフ2名で担当し計画を立てており、今回は皆さんが子供の頃遊んだ事のあるお手玉を使ったレクリエーションを計画しました。なお今回は各ユニットより9名ずつ18名の全員参加で行い、平均年齢は87.2歳で最高齢の方は96歳でした。

まず、初めに準備体操から開始し、熊本ではおなじみの童謡「あんたがたどこさ」
 あんたがたどこさ 肥後さ 肥後どこさ 熊本さ 熊本どこさ 船場(せんば)さ 船場山には狸がおってさ それを猟師が鉄砲で撃ってさ 煮てさ 焼いてさ 食ってさ うまさのさっさ♪

と歌いながら「さ」の時にお手玉を隣の人に渡していきます。歌いながらお手玉をするという二つの行動を同時に行う事は認知症には大変良いと言われています。なかなか難しいものでスムーズに渡せなくて一人で何個も持っている人もいて大笑い!沢山の笑顔と楽しい歌声がフロアーに広がりました。もう一つは「お手玉投げ得点ゲット」というこれもお手玉で点数を競うゲームで、スタッフも入りにぎやかに過ごしました。

最後は茶話会で、おいしいプリンアラモードをいただき最高の笑顔で、一日楽しく過ごしました。

2018年06月22日 ブログ

精神科デイケア「すばる」〈6月生け花教室〉

 精神科デイケア「すばる」では、生け花教室を行いました。
6月は切り花もより活き活きする季節です。色彩豊かな花を利用者さんが長さ、バランスを見ながら丁寧にオアシス(生花用給水スポンジ)に生けられていました。

スタッフが利用者さんにアドバイスしたり、逆に教わったり、時には利用者さん同士で「ここに生けた方がバランスよかよ」など話しながら教えあったりする場面もありました。昔、生け花をされていた方はその頃の様子を思い出しながら、男女問わず楽しまれていました。

実際に花をカットして生けてもらうことによって利用者さんの意欲、作業能力を高め、季節を感じることもでき、心にやすらぎを感じられたように思いました。

2018年06月19日 ブログ

精神科デイナイトケア「あおぞら」〈栄養教室〉

今回、精神科デイナイトケアの学習活動時間に、当院栄養科の管理栄養士より「栄養素の役割」と「水分補給」のテーマについてお話させていただきました。「栄養素の役割」では、栄養素の分類と身体での役割について、「水分補給」については、これからだんだん暑くなってくるので、水分補給の大切さと摂取するタイミングや量、どのような飲み物が適しているかなどを資料に沿ってお話ししました。

栄養素については食物に含まれているそれぞれの栄養、効能の説明、栄養素についての基礎的知識をご説明しました。タンパク質は筋肉・骨・血液など体をつくる役割、脂質や炭水化物はエネルギーになる役割、ビタミンやミネラルは体の調子を整える役割があり、バランスの摂れた食物摂取が必要であることも学びました。皆さん手を挙げて質問したり、積極的に参加して頂きました。

「生活習慣病予防のため給食は残さずに食べて、間食の食べ過ぎに注意します」、ごぼう嫌いな患者さんは“ごぼうは体の中を掃除してくれる食物繊維がトップクラス”と聞いて「今から食べるよう努力します!」と気持ちを新たにしたり、実りの多い栄養教室になりました。

2018年06月15日 ブログ

「心理士」の一日(専門職紹介 Vol. 4)

当院の専門職を数回に分けて紹介する専門職紹介シリーズですが、4回目の今回は心理士です。

<心理士とは>
心理士は精神疾患を抱えている人のケア、病気やけがによって気持ちが落ち込んでいる人の心のケアをする仕事です。
人は色々な人との関わりを持ちながら生きていきますが、人が集まれば人間関係の様々な悩みが生まれ、ストレスが生じます。そのような時、臨床心理学の知識と技法を使って心を癒す専門職とも言えるでしょう。

当院では、精神療養病棟、認知症治療病棟、外来、精神科デイケア、精神科デイナイトケア、重度認知症デイケアで、5名の心理士がそれぞれの部署で活躍しています。

外来では、心理検査(認知症検査、知能検査、パーソナリティ検査など)やカウンセリング。デイケア・病棟では、日常生活対人交流の中で必要とされる技能の習得を目指すSST(Social Skills Training)というリハビリテーションプログラムや、高齢者が昔の思い出や自分の人生を語ることで認知機能低下の進行停滞や予防効果が期待される回想法などのグループプログラムを、心理士が中心となって実施しています。SSTで練習した技術を実生活で活かせたという声を頂くと、共に喜びを感じます。また回想法では、普段見られないような笑顔や、これまでの生活で培われた技術や生活の知恵などをお聞きすることがあり、こちらの方が学ぶことが多いと感じております。

 

<心理士の一日>

心理士としては大きく外来・病棟担当とデイケア部門に分かれますが、それぞれの典型的な一日は以下のとおりです。

 

 

また、毎月心理士での勉強会を行っており、院内・外の研修会に積極的に参加して学んだ知識や情報の共有を図り、スキルアップに努めています。日頃はそれぞれの部署で勤務しており、心理士同士一緒に働く機会は少ないですが、心理業務の相談も気軽にできる環境です。2017年には心理職の国家資格である公認心理師法が施行されました。これからますますニーズのある職種として、注目されていくと思います。
医療の現場では、医師や看護師、作業療法士、精神保健福祉士など多職種のスタッフと、チームとして働いていますが、日頃からスタッフ同士の対話・交流の機会を持つように心がけ、今自分に求められている役割は何かを考え、心理士として何ができるか広い視野と柔軟な姿勢・行動力を持つ様心がけております。

 

<これからの目標>
心理検査やカウンセリングなどでその方を理解し、現実の生活を支えながらその方が持てる力を発揮できるように、柔軟な姿勢で支援していくのが心理士です。通院、通所、入院生活と様々な経過の中でより良い生活が送れるよう支援し、その方を支えるご家族をサポートする事も大切なことと考えております。

次回は「介護福祉士(グループホーム悠々居)」です。(8月掲載予定)お楽しみに♫

2018年06月08日 ブログ

「くませいフェスタ」へ参加してきました!

昨日、熊本県精神科協会の「くませいフェスタ」がパークドームで行われました。

精神障害者のリハビリテーションの一環で入院患者さんが参加できる親善レクリエーションです。熊本県の精神科病院が集まり地域毎に年に一度開催されます。赤・白・黄・青・緑の5ブロックに分かれ、当院からは精神療養病棟の患者さんと一緒に緑ブロックの一員として参加しました。

みんなでジャンケン、玉入れ、綱引き、フォークダンスなどに出場、各ブロックによる応援合戦、熊本県警察音楽隊、くまモンのアトラクションなどがあり1日を通して行われました。

大勢の中での競技に出場する事に不安を抱きながら出発する方もいましたが、競技を無事に終え、帰りのバスの中では会話も弾み笑顔がみられました。当院では今後もこういう機会があれば、イベントに参加して患者さん共々楽しんでいきたいと思います。

2018年05月29日 ブログ

精神科デイナイトケア「あおぞら」田原坂公園見学

精神科デイナイトケア「あおぞら」ではNHK大河ドラマの「西郷どん」に縁のある “田原坂公園”に行ってきました。

今回前もって学習活動として「田原坂の歴史」の予習をして臨みました。「あれは!鉄砲の跡ですか?」と痕跡残る土蔵の壁を見て利用者さん同士確認する姿や、「越すに越されぬ 田原坂」 と思いだして唄われ、普段院内では見られない表情が印象的でした。

いつもは疲れやすい方でも、利用者さん同志一緒に出かけると不思議と頑張れるものです。今後も「あおぞら」では、仲間づくりを大切にして精神面と身体面のサポートをしていきます。

新しくなった公園や、石碑、美少年像など短い時間でしたが「ちょっと疲れたけど勉強になった。」とも言われていました。

© Hinokuma Hospital.


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